福田 真

Psychiatry in Primary Care（PIPC)という「内科医が精神疾患をみる技術」を米国から日本に持ち込んだ井出広幸先生が院長として勤めるクリニックにて、大学院在学中に同時並行で心療内科のトレーニングも受ける。同時に「開業」というものに目覚めたのもこの時期。

膠原病やリウマチに興味をもち、専門研修を5年間行った大学病院。大学ならではの超レアな疾患を数々経験し、高度な専門的医療知識を身に着けた。大学院にて博士号もゲット。

内科全般の知識とスキル、そしてスピリッツを身につけるべく3年間身を置いた病院。3年目には内科チーフレジデントとして、すべてのコンサルトを引き受け、研修医教育や対外的なマネジメントを請け負う。内科医としての土台がここで作られた。

初期臨床研修を2年間すごした病院。「野戦病院」で医師免許とりたてで知識も能力も技術もゼロの状態に、次から次へと症例を投げ込まれ成長する。3日に1回の当直、朝6時からの病棟回診、72時間連続勤務などを経て、ようやく医師としてのスタートラインに立つ。